Exhibition|【東京巡回】2人展"I'll be seeing you."に参加します

東京・東銀座にあるアートスペース「SHUTL」さんにて、須藤はる奈さんとAzami Eimiとの企画2人展【I'll be seeing you.】の巡回展を開催することとなりました!

京都で展示している作品に加え、新しい作品展示していただく予定です。どうぞよろしくお願いいたします!


◾️展示会インタビュー記事はこちら
https://shutl.shochiku.co.jp/journal/26/


◾️オンライン販売

16日13時から一部の作品&グッズのオンライン販売がスタートします。(ステッカーや他のグッズは現地及びお問い合わせなどで別途対応可能とのことです)こちらもよろしければご覧ください。

美術手帖OIL SHUTLページ https://oil.bijutsutecho.com/gallery/1137




"I'll be seeing you."

Azami Eimi / 須藤はる奈 2人展

日時:2024.8.15(木) - 8.25(日) / 13:00-19:00

OPEN:月・木・金・土・日・祝

CLOSE:火・水 ※施設メンテナンス等で臨時休廊することがあります

※16日は関東台風接近に伴い休業となりました🙇‍♂️ご了承くださいませ


会場:SHUTL @shutl_shochiku )

〒104-0045 東京都中央区築地4-1-8


【企画】 主催:松竹株式会社/共催:株式会社マガザン/企画協力:keshik.jp



Azami Eimi @mqv_eimi

「コンプレックスを持つ女の子」をテーマに作品を制作。SHIBUYA109といった商業施設の広告、雑誌書籍のイラストレーションをはじめ、ブランドやイベントとのコラボレーションイラストやビルの壁画制作など多岐に渡る。定期的に国内外で個展を開催。


須藤はる奈 @harunasudo

主にモノクロームの人物像を描く。

これまで他者視点で多く語られてきた「女の子」のアイコンを自らの文脈や解釈で纏う人たちが、その上で獲得していくであろう自由について考え制作。

展示のほか、ショップとのコラボレーションでアイテムを展開する。書籍の装画でも活躍中。


【展示について】

展示タイトル「I'll be seeing you.」(訳:また会いましょう)は、映画「君に読む物語」の挿入歌のタ イトルから引用しています。この映画は、認知症を患い過去を思い出せずにいる老婦人の元に、足繁く通う老人がとある若 い男女の物語を読み聞かせながら当時の二人の思い出を追体験するお話です。物語の女は、 将来を案じる両親に男との交際を阻まれ、二人の仲は引き裂かれてしまいます。 男は365日毎 日手紙に想いを託しますが、一通の返事もないままやがて第2次世界大戦が始まります。手紙というツールで離れた相手とコミュニケーションを取っている中、相手が返事をすることが困 難な状況に陥り、連絡も滞り、いつしか関係が風化していくのは現代のコミュニケーションツール の発展がある中でもあり得る風景です。私たちは疫病による社会問題で長い時間をかけて、人との距離感や関わりが希薄になりました。 そのかわりにと、SNSなどのインターネットの発展により関係性を繋ぎとめているような状態はま るで劇中の手紙に想いを託すことと重なります。現在は落ち着き、私たちは人との繋がりをより強く求め今の社会の流れに順応していく人もいれ ば変化せずいまの生活を維持する人もいるでしょう。

 本展は、アーティスト2名がコンセプトでもある「長い期間会えていない人を思い出す」ことから解 釈したポートレート作品を展開します。作品に描かれた人物の表情や色味など鑑賞者にとって忘れていた人との繋がりを再度認識し、 コロナ禍によって失われた3年間で、疎遠になった人との時間を取り戻します。そういえば、あの人はいま何をしているんだろう。 きっと、また会えるよね。

文章:黒田純平